Baba Yetu

  • 2009/11/04(水) 01:53:23

みなさまは、Civilization IV というゲームをご存知でしょうか?
僕は全く知りませんでしたが、もともと1991年に発売された歴史シミュレーションゲームで、そのIVが、2005年に出て大ヒットとなり、数々の賞も受賞したゲームなのだそうです。

そのテーマ曲、「BABA YETU」(スワヒリ語で「我らの父」。そしてこの歌の歌詞は、新約聖書に出てくる「主の祈り」です。)の作曲者である、クリストファー・ティン氏がこの度アルバムを出すことになり、このテーマ曲を、なんとソウェト・ゴスペル・クワイアが、ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラをバックに歌っています。

ソウェトが歌うことによって、地球、歴史、文明といった壮大なテーマにふさわしい荘厳でダイナミックな雰囲気が見事に表現されています。WALL-E のテーマ曲、「Down to Earth」でも、同じような効果を出すために、ソウェト・ゴスペル・クワイアがバックコーラスとして抜擢されました。

文明によって自国を栄えさせ、他国の領土を侵略し、また自然を支配しようとする人間のエゴをテーマとしたシミュレーションゲームのテーマ曲の仕事をすることが、果たしてソウェト・ゴスペル・クワイアにとって必要なことだったのかどうかはわかりません。

しかし、好き勝手にする人間たちに対して、この「BABA YETU」(我らの父)をテーマ曲として当てる作者の意図は、もしかしたら、このゲームを通して人間の愚かさに気付いて欲しいというところにあるのかもしれません。

この歌を聴いて、心が揺り動かされ、自分たちの身勝手な欲望ではなく、自然の偉大さ、地球の大きさに目が向き、そして最後には自分たちの存在の小ささや愚かさを振り返ってもらえたら!と願いをこめて、ソウェト・ゴスペル・クワイアは、この「主の祈り」を歌ったのではないか?と僕は勝手に思っています。

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