南アフリカとゴスペル

  • 2009/10/17(土) 01:37:28

クロイドン・ガーディアン紙(イギリスの地方紙)より

2009年9月18日      
"Soweto Gospel Choir at Fairfield Halls, Croydon"
「ソウェト・ゴスペル・クワイアのフェアフィールド・ホール公演」
記者:Graham Moody

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ソウェト・ゴスペル・クワイアの女性メンバーである、シポカジ・ルジーポに、グラハム・ムーディーがインタビューしました。


Sipokazi Luzipo

グラハム・ムーディー(以下GM)
GM: どうして、アフリカン・クリスチャン・ミュージックが世界中でこんなにも観客をひきつけるのでしょう?

シポカジ・ルジーポ(以下SL)
SL: それは、私たちがアフリカ人として本当に厳しい人生を生きてきたからだと思うわ。毎日本当に辛くて、神様だけが唯一、私たちが救いを求めて駆け込める場所だった。歌っているとね、音楽は私たちの心の一番深いところから湧きあがってくるの。ああ、私たちは今、神様のもとにいるんだわ! 神様が私たちを愛してくださっているんだわ!って、深い平安と感謝の気持ちに包まれるの。

GM: 南アフリカにおけるゴスペル音楽の歴史について教えてください。

SL: アパルトヘイトの時代は、教会が、わたしたち南アフリカ人が駆け込む場所だった。その教会で、私たちにゴスペル音楽が与えられたの。教会で歌うその歌声が、私たちアフリカ人が発することができる唯一の人間らしい声だった。私たちは神様だけが命の源だと感じていたわ。当時私たちがアフリカ人として抱いていた感謝の気持ちは、まさに、私たちが今パフォーマーとして抱いている感謝の気持ちと全く同じよ。私たちは、その自分たちの音楽をこうして分かち合うことができる機会が与えられて、本当にありがたいと思ってるわ。

GM: あなたがこれまでソウェト・ゴスペル・クワイアの一員として活動してきたなかで、よかったことってどんなことですか?

SL: そうね。世界中を旅して、何千人ものファンとの出会いのなかで、私たちが達成してきたこと。グラミー賞。ピーター・ガブリエルやクイーンやネルソン・マンデラやその他たくさんのスターたちとの出会い。南アフリカ出身グループでは初めて私たちがアカデミー賞の授賞式でパフォーマンスをしたこと。

GM: ソウェト・ゴスペル・クワイアにとって、これからどんなことが待っていますか?

SL: ちょうど、「グレイス」というタイトルの新しいアルバムがリリースされたの(編集部註:南アフリカ国内先行発売)。これも素晴らしいアルバムだから、またグラミー賞にノミネートされるといいわね。10月10日にイギリスのツアーが終われば、さらなるワールドツアーが待ってるわ。世界中で、人々の人生を変えるような、みなさんを元気にするような音楽を届けていきたい。私たちにとって、ファンの方たちは本当に大切な存在よ。どうかファンのみなさんが私たちと一緒にツアーを楽しんでくださるよう願ってます。 (訳:井筒)